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20240928 朝日新聞より

 昨年1年間に失踪した外国人技能実習生が9753人にのぼり、過去最多だったことがわかった。ミャンマー人の失踪者数が前年の3倍近くに増加。転籍が認められない実習先からいなくなり、就労先に制限のない在留資格に変更するケースが相次いでいるといい、出入国在留管理庁は運用を厳格化する。

 27日の入管庁の発表によると、23年中に在留していた実習生は約51万人。そのうち失踪者は1・9%を占める。国籍別では、ベトナム(5481人)、ミャンマー(1765人)、中国(816人)の順に多かった。

 ベトナム人実習生の失踪者数は高止まりしており、劣悪な労働環境に耐えきれずに職場から黙って姿を消す事例が相次いでいる。一方、ミャンマーは前年(607人)から約2・9倍に増え、実習生に占める失踪者の割合は5・4%と全体を大きく上回った。

 入管庁は21年、ミャンマーのクーデターによる政情不安を受け、実習生に限らず、ミャンマー国籍の人は在留期限が切れた後も、「特定活動」の資格を得て滞在延長を可能とする措置を始めた。

 その後、ミャンマー人実習生が実習先からいなくなり、「特定活動」の資格を得るケースが増えたという。「特定活動」は就労先に制限がないことが背景にあると入管庁はみている。

 こうしたことから入管庁は10月以降、特定活動への変更を希望するミャンマー人実習生については、ハラスメントや倒産など実習が続けられない事情があり、実習先の変更も難しい場合に限って変更を認めることにする。​

入管庁 HP https://www.moj.go.jp/isa/applications/titp/nyuukokukanri07_00138.html

Consideration of Social Workers
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